ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2008
IPSJ/SIGSE Software Engineering Symposium (SES2008)

プログラム

月日 時間 会場A 会場B 会場C ホワイエ
9/1(月) 10:00-17:30 ワークショップ1: 「Web 時代のソフトウェア開発環境」

(オーガナイザ) 丸山 勝久 (立命館大) 加藤 大志 (NEC)

「ソースコードに関する開発者知識を共有するシステム」 伏井 洋平,丸山 勝久 (立命館大)
「成果物管理とコミュニケーション支援を連携した非同期分散ソフトウェア開発支援環境」 櫨山 淳雄,小林 祐介 (東京学芸大)
「Wiki 型プログラミングシステムによる共創プログラミングの提案」 加藤 大志,國枝 和雄,山田 敬嗣 (NEC)
ワークショップ2: 「ソフトウェア測定と見積もりに関する知識共有」

(オーガナイザ) 野中 誠 (東洋大)

「オープンソース開発におけるコードの安定性予測に向けた現象解析的アプローチ」 阿萬 裕久 (愛媛大)
「公表された政府のソフトウェアプロジェクトにおける標準化された要求定義プロセスの成果物の計測と評価」 神谷 芳樹 (IPA SEC/奈良先端大),松村 知子 (奈良先端大),マイク・バーカ (奈良先端大),鶴保 征城 (IPA SEC/高知工科大),井上 克郎 (大阪大)、松本 健一 (奈良先端大)
「計測と見積対象の絞込み 〜どんなプロジェクトの、どの作業を?〜」 大杉 直樹,井ノ口 伸人,吉野 順,木谷 強 (NTTデータ)
「定量的管理の実施を支援するシステムの提案」 高田 純,伏田 享平 (奈良先端大)
「ソフトウェア開発作業のより厳密な測定に向けて」 門田 暁人 (奈良先端大)
「不具合管理票分析に基づいた工数見積り」 森崎 修司 (奈良先端大)
「ソフトウェア規模・工数・開発期間の関係分析」 野中 誠 (東洋大)
「予測区間の推定に着目した工数見積もり手法の評価」 天嵜 聡介 (岡山県立大)
ワークショップ3: 「ソフトウェア開発のパターンとアーキテクチャ」

(オーガナイザ) 羽生田 栄一 (豆蔵) 鷲崎 弘宣 (早稲田大) 久保 淳人 (早稲田大)

「適用履歴に着目したデザインパターンメトリクスの提案」 伏田 享平,名倉 正剛,川口 真司,飯田 元 (奈良先端大)
「非機能要求パターン言語に向けて 〜NFR の4+1ビュー〜」 羽生田 栄一 (豆蔵)
「RUP をパターン言語として捉える - 開発の「苦」から解放するベスト・プラクティス」 河合 昭男 (オブジェクトデザイン研究所)
「ソフトウェアパターン選択支援の現状と展望」 久保 淳人,鷲崎 弘宜,深澤 良彰 (早稲田大)
「Function-Behavior-Structure フレームワークに基づくデザインパターンのモデル化」 下滝 亜里,青山 幹雄 (南山大)
「品質要求とパターンに基づくアーキテクチャ設計」 鷲崎 弘宜 (早稲田大/NII)
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月日 時間 会場A 会場B 会場C ホワイエ
9/2(火) 10:15-10:30 オープニング - - -
10:30-12:00 基調講演1: "Houston: We are in overload" Gail Murphy (University of British Columbia, Canada)

司会:飯田 元(奈良先端大)
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13:30-15:00 企画セッション1 ミドルウェア:「サービス指向アーキテクチャの誕生と進化」
青山 幹雄 (南山大)

司会:名倉 正剛(奈良先端大)
論文発表1: 信頼性とメトリクス.
「ソフトウェア信頼度成長モデルによる推定総欠陥数の信頼度のシミュレーションによる分析」 亀井 泰高,古山 恒夫(東海大)
「アジャイル開発における品質メトリクスに基づく定量的ソフトウェア信頼性評価」 藤原 隆次(ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ),山田 茂(鳥取大),ファン・マヌエル・エステベス(ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ)
「メトリクス計測プラグインプラットフォームMASUの開発」 三宅 達也,肥後 芳樹,井上 克郎(大阪大)

司会:大平 雅雄 (奈良先端大)
論文発表2: 要求分析1.
「ユースケース間の関係を考慮した網羅的な受け入れテストの支援」 雁行 進夢(早稲田大),久保 淳人(早稲田大),鷲崎 弘宜(早稲田大/NII),深澤 良彰(早稲田大)
「UML要求分析モデルからの段階的なWeb UIプロトタイプ自動生成」 小形 真平,松浦 佐江子(芝浦工業大)

司会:海谷 治彦(信州大)
ポスター展示
15:30-17:00 企画セッション2 要求工学:「温故知新: 要求工学」
中谷 多哉子(筑波大)

司会:岩田 一 (神奈川工科大)
論文発表3: プロセスと分析.
「報告: 訓練によるソフトウェアプロセス改善の基盤作り」 小笠原 潤,片野 寿昭,中山 貴史,吉村 宏之(松下電器産業)
「ソースコードの複雑さに影響を与えるソフトウェア開発マイクロプロセス抽出方法の提案」 花川 典子(阪南大)
「コードクローンの複雑度メトリクスを用いた開発者の特徴分析」 東 誠,肥後 芳樹,早瀬 康裕,松下 誠,井上 克郎(大阪大)

司会:山本 晋一郎(愛知県立大学)
論文発表4: ツール.
「プログラム依存グラフを用いたアスペクトの干渉検出ツール」 平井 孝,丸山 勝久(立命館大)
「動的アスペクト指向プログラミングを利用する応急処置システム」 伊三野 直志,山本 哲男(立命館大)
「遅延パーサを用いた高速なXQuery処理系」 蜂巣 吉成,野呂 昌満,沢田 篤史(南山大)

司会:立石 孝彰(日本IBM)
17:30-19:30 情報交換会 (16Fスカイホール)
月日 時間 会場A 会場B 会場C ホワイエ
9/3(水) 10:00-11:30 基調講演2: 「ソフトウェア工学の40年とこれから」 玉井 哲雄 (東京大)

司会:山本 里枝子(富士通研)
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11:45-12:45 - 論文発表5: 要求分析2.
「ジャクソン法(JSP)による状態遷移設計」 紫合 治(東京電機大)
「ビジネスシステム向け要求モデルに基づく要求定義手法の提案と評価」 栗原 英俊.宗像 一樹,野津 昌弘,山本 晃治,大橋 恭子,山本 里枝子(富士通研)

司会:吉岡 信和(国立情報学研究所)
論文発表6: サービス指向.
「階層プランニングによるWebサービスの自動合成」 西村 一彦,中川 博之(電気通信大),中山 健(電気通信大,津田塾大),田原 康之,大須賀 昭彦(電気通信大)
「組込みネットワークシステムのユニバーサルサービス指向アーキテクチャ」 青山 幹雄,藤山 麻衣(南山大)

司会:山城 明宏 (東芝ソリューション)
14:00-15:30 企画セッション3 プログラム解析:「ソフトウェア開発を支援するソフトウェア部品検索システム」
横森 励士(南山大)

司会:福安 直樹 (和歌山大)
企画セッション4 コスト予測:「ソフトウェア開発コスト予測研究の動向と課題」
野中 誠(東洋大)

司会:宮崎 幸生 (富士通)
論文発表7: ソフトウェア工学教育.
「報告: グループによるソフトウェア開発演習実践の分析」 櫨山 淳雄(東京学芸大),岩崎 新一(日本電気)
「報告: 大学院レベルのIT専門教育に対する産業界の要求レベル調査とその分析」 掛下 哲郎(佐賀大)
「報告: ソフトウェア工学分野における大規模な産学連携による高度ICT人材育成に向けての取り組み」 坂本 憲昭(九州大/日本IBM),深瀬 光聡(九州大/新日鉄ソリューションズ),峯 恒憲,日下部 茂,中西 恒夫,大森 洋一(九州大),北須賀 輝明(熊本大),ウッディン・モハマッド・メスバ,荒木 啓二郎,福田 晃,安浦 寛人(九州大)

司会:中鉢 欣秀 (産業技術大学院大)
15:50-17:30 クロージングパネル 「ソフトウェア工学の挑戦:情報セキュリティの強化に向けて」
パネルオーガナイザ: 沢田 篤史(南山大)
パネリスト:高倉 弘喜(京都大),妻木 俊彦(日本ユニシス,NII),門田 暁人(奈良先端大),西 康晴(電気通信大)

クロージング,表彰他
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ポスター展示
「AOWP: Web アプリケーション開発向けAOP機構」 外村 慶二,鵜林 尚靖 (九州工業大),中島 震 (国立情報研)
「Apache コミュニティにおける開発者とユーザとのコーディネーションの分析」 亀井 靖高,大平 雅雄,松本 真佑,松本 健一 (奈良先端大)
「Camel: 大規模RIAアプリケーションの開発を支援するフレームワーク」 福田 浩章,山本 喜一 (慶應大)
「MDAのメタ階層におけるAlloy を用いた記述方法の提案」 小飼 敬 (茨城工業高専),寺中 慎介 (日立アドバンストデジタル),村上 祥平,上田 賀一 (茨城大)
「Yaccai: A multiagent system development framework」 Nguyen Tuan Duc,Ikuo Takeuchi (東京大)
「情報システム開発の設計工程における品質管理の一手法」 宇田川 佳久 (三菱電機インフォメーションシステムズ)
「ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を 可視化するためのフレームワーク」 大蔵 君治,川口 真司(奈良先端大),中道 上(南山大),飯田 元(奈良先端大)
「メタモデルに基づく要求定義ノウハウの蓄積・共有手法の提案」 橋本 憲幸,位野木 万里,松尾 尚典,吉田 和樹 (東芝ソリューション)


概要

  • 基調講演1: "Houston: We are in overload" Gail Murphy (University of British Columbia, Canada)
    Software developers are being innundated with information: source code is easier and easier to traverse and to find, email inboxes are stuffed to capacity, RSS feeds provide a continual stream of technology updates, and so on. To help software developers work effectively, integrated development environments have been engineered to present as much of this information as they can as quickly as they can. As a result, developers are being placed into overload. In this talk, I will discuss the quagmire in which software developers are finding themselves, discuss the mismatches that are causing overload to occur, and suggest ways of helping developers regain control.
  • 基調講演2 「ソフトウェア工学の40年とこれから」 玉井 哲雄 (東京大)
    1968 年にドイツのガーミッシュで「ソフトウェア工学」をテーマとする NATO の会議が開かれてから,今年で 40 年を迎える.本講演ではこれを機会に,ソフトウェア工学の 40 年の歴史をざっと振り返り,また今後について若干の展望を行ってみたい.

  • 企画セッション1 ミドルウェア:「サービス指向アーキテクチャの誕生と進化」 青山 幹雄 (南山大)
    2000 年に発表された Web サービス/サービス指向アーキテクチャ (SOA) の技術は,ソフトウェアの新たなプラットフォームとして急速に進化を遂げ,ソフトウェア開発/提供の技術とビジネス,ならびに,社会全体のソフトウェアの利用にまで変革を迫っている.本セッションでは,SOA とそれを取巻く技術の誕生と進化,ならびに,技術の現状を概観し,SOA のもたらす意義と今後の展望について述べる.
  • 企画セッション2 要求工学:「温故知新:要求工学」 中谷 多哉子 (筑波大)
    要求工学への関心が高まっている.要求工学の技術は未成熟だと言われるが,この領域の課題は広く,深く,複雑である.本セッションでは,特定の技術を紹介するというよりは,過去の歴史を振り返り,どのような研究が行われており,そして,これからどのような方向の研究が進められていくのかを概観する.
  • 企画セッション3 プログラム解析:「ソフトウェア開発を支援するソフトウェア部品検索システム」 横森 励士 (南山大)
    ソフトウェアの大まかな処理の流れや全体像を理解する,新たなソフトウェアを構築する際に既存の部品を再利用するなど,過去に作られたソフトウェア(の生成物)から情報を取り出し,理解支援や省力化に活用する機会は非常に多い。ソフトウェアに対して検索を行い,必要な情報を提示するという研究は20〜30年前から常に挑戦的な研究分野として扱われてきており,今もその状況は変わらない。現在までに,非常に多くのソフトウェアライブラリが構築され,それを利用した検索手法が提案されてきた。本セッションでは,Javaを対象としたソフトウェア部品検索システムSPARS-Jを中心に,ソフトウェア部品検索に関する手法を紹介すると共に,今後の部品検索システムの発展がどのような方向性となるであろうかを考察する。
  • 企画セッション4 コスト予測:「ソフトウェア開発コスト予測研究の動向と課題」 野中 誠 (東洋大)
    本セッションでは,ソフトウェア開発コスト予測研究の動向を俯瞰し,各手法の問題点や,この分野における研究・調査における留意点などを述べる。

  • ワークショップ1 「Web時代のソフトウェア開発環境 ("Leveraging Web Technologies in Software Development Environments (WebSDE)")」 討論リーダ:丸山 勝久 (立命館大),加藤 大志 (NEC)
    近年,さまざまな場面でWeb技術が人間の知的作業を支援している.ソフトウェア開発が人間の知的作業である以上,Web技術がソフトウェア開発支援にも大きく貢献する可能性は高い.そこで,本ワークショップでは,Web技術を積極的に活用した(特に,Web2.0に触発された)ソフトウェア開発環境(開発支援ツールや開発方法論)に焦点を当て,その優位性と問題点を議論する.議論の発散を避けるため,本ワークショップでは,ソフトウェア開発を支援する目的ではないWebソフトウェアやサービスは討論の対象としない.
  • ワークショップ2 「ソフトウェア測定と見積もりに関する知識共有」 討論リーダ:野中 誠 (東洋大)
    "You cannot predict nor control what you cannot measure" というフレーズに魅せられて定量的管理を試みたものの、信頼性の低いデータしか得られずに分析にさえ至らないことがある。ソフトウェア開発コスト・工数・期間の見積もりは、過去に何百という手法が提案されているが、その特徴的な違いが分からない、妥当な評価なしに手法が適用される、手法に関心すら持たれないなど、研究と実践はまだうまく回っていない。これらの分野の研究は英文論文として数多く出されているが、残念ながら、国内研究者および実務家がその知識を十分に共有できているとは言い難い。さらに言えば、日本の国際的なプレゼンスは決して高くない。このワークショップでは、この分野における研究経過報告だけでなく、研究や実践の過程で得られた知見を共有することを目的とする。
  • ワークショップ3 「ソフトウェアのパターンとアーキテクチャ」 討論リーダ:羽生田 栄一(豆蔵),鷲崎 弘宜,久保 淳人(早稲田大)
    今日の複雑・大規模・多様なソフトウェア開発におけるパターンとアーキテクチャの各特性や課題、および、両者の間や周辺技術との関係を議論する。パターンは特定文脈上で頻出する問題の解決方針と手順を一般化したものであり、構造上の決定指針を与えることが多い。一方、アーキテクチャは機能・非機能要求に応じた決定の組み合わせで成立し、その過程で既知のパターンを参照する、あるいは、新パターンの候補が得られるなど両者は密接な関係にある。共通キーワードとして「品質(セキュリティを含む)、デザイン、抽象化・一般化、再利用、モデリング」等が挙げられるが、これらに限定せず幅広く議論する。

  • クロージングパネル 「ソフトウェア工学の挑戦:情報セキュリティの強化に向けて」 パネルオーガナイザ: 沢田 篤史(南山大),パネリスト:高倉 弘喜(京都大),妻木 俊彦(日本ユニシス,NII),門田 暁人(奈良先端大),西 康晴(電気通信大)
    年を追うごとに,情報漏洩や不正アクセス,ネット悪用といった事件が急増し,報道を賑わし続けるようになってきた.その多くは人的要因によるものということもできるが,情報セキュリティへの配慮無く不用意に作られたソフトウェアが原因となる事件もまた多い. 情報セキュリティの強化に向けて,ソフトウェア工学を研究し,実践する立場からどんな貢献ができるだろうか,パネルでの積極的な議論を通じ,ソフトウェア工学が挑戦すべき課題について明らかにしたい.